JDA Methodは、JDA(Judgement-Driven Architecture)を業務に適用するための方法論です。
以下の7つのPhaseで構成されます。
業務の範囲を捉え、重要な判断から設計・実装し、評価から改善につなげます。必要に応じて前のフェーズに戻り、設計を見直します。
全体の流れ
各Phaseで何を決めるのかを、営業の例で示します。
| Phase | やること | 答える問い | 営業の例 |
|---|---|---|---|
| Phase0 Foundation | 業務の範囲を決める | どの業務を対象にするか | 「新規クライアントの獲得」を対象にする |
| Phase1 Discovery | 判断を見つける | その業務の中で、何を決めているか | 「この候補を採用するか」「いつ接触するか」などを洗い出す |
| Phase2 JULIA | 実装対象の判断を選ぶ | どの判断を実装対象にするか | 「この候補を営業対象として採用するか」を最初の対象に選ぶ |
| Phase3 Design | 判断を設計する | 何を見て、誰が、どう決めるか | 企画との適合や接触履歴を見て、営業担当者が採用・見送り・保留を決める |
| Phase4 Log | 記録を設計する | 何を残し、どう評価するか | 決めた理由と見た情報を残し、その後の営業の状況で評価する |
| Phase5 Implementation | 実装を計画し、小さく動かす | どこまで作り、現場でどう動かすか | 作る範囲と見積もりを確かめ、候補の一覧から採用を入力・記録できるようにする。前後の作業は、Excel・CSV・手作業など今ある方法でつなぎ、少しずつシステム化する |
| Phase6 Learning | 評価し、改善する | その判断は妥当だったか | 採用した候補のその後を追い、見る情報や観点を見直す |
Phase6で分かったことをもとに、判断の見つけ方や設計に戻ります。一度で終わらせず、重要な判断から順に繰り返します。
なぜ全部を一度に対象にしないのかは、What is JDAの「なぜ小さく始めるのか」で説明しています。
各Phaseを詳しく見る
Phase0 Foundation
Phase1 Discovery
BJをスコープとして、実ケースの顧客ジャーニーと企業ジャーニーを対応づけ、状態を確定させるJPを発見・精査します。詳細フローの完成は前提としません。
- 顧客ジャーニー(Customer Journey)
- 企業ジャーニー(Operations Journey)
- Judgement Point(JP)
- JP一覧
Phase2 JULIA
判断の価値を5つの軸で評価し、実装対象とする判断(JP)を選びます。実装範囲と見積もりを踏まえた投資判断は、Phase5で行います。
JULIA
(Judgement Scorecard)
評価軸
- 事業影響
- 頻度・緊急度
- 停滞度
- 影響範囲
- 学習価値
Phase3 Design
Phase4 Log
Phase5 Implementation
実装計画で必要なタスク・実装範囲・見積もりを整理し、投資判断を行います。その範囲から、判断を実行・記録できる仕組みを小さく作り、運用します。
- 実装計画(Implementation Planning)
- Judgement Slice
- Judgement Harness
- Judgement Injection
Phase6 Learning
Stage0の評価基盤を整え、Judgement Material Learning、Judgement Reproduction Learning、Judgement Delegationへつなげます。
- Learning Foundation
- Judgement Material Learning
- Judgement Reproduction Learning
- Judgement Delegation
タスクの具体化で別の判断が見つかった場合はDiscoveryへ、判断の要件が不足していた場合はDesignへ戻ります。